障害者枠の求人に応募する事のメリット

うつ病の人が、障害者登録によって受けられる支援が多い事を知っていますか?支援の中でも最も魅力のあるのは「障害者雇用枠の求人」に応募できるということです。障害者雇用促進法ができたので、障害者の職業的な安定が考慮されるようになったんです。2013年4月1日に障害者雇用枠は20%に引き上げられました。そのため精神障碍者の就職率は一気にあがりました。

 

うつ病の人がハローワークの就労支援サービスを受けるのに何が必要か

 

精神障害者保健福祉手帳あるいはハローワークの書式に沿った主治医の意見書を提出して、求職申込にをすることが、就労支援サービスを受ける事ができます。企業側にとってのメリットは精神障害者福祉手帳を所持している人を雇用することにあるので、主治医の意見書だけではなかなか就職は難しい傾向はあるようです。

 

うつ病を明らかにして就職することのメリット

 

うつ病を隠したまま採用されると体調が悪いことなど全く考慮されずに働くことになるのは想像できます。通院をする時間も無くなったり、サービス残業でなくても時間外労働が増えると、うつの症状が再燃してしまう可能性があります。うつ病ということを知って貰って採用されたら、会社側の理解が得られやすくなるでしょう。

 

ただデメリットもあるので十分に検討したほうが良いです。メリットは何といっても履歴書に経歴や通院に必要な休日の希望などを伝える事が出来るということです。ハローワークのトライアル雇用や委託訓練なども利用できるので、再就職に向けての不安も軽減できます。それに職場が「うつ」に対して理解してくれていることは職務の内容や時間外労働への配慮などをしてもらえるので大きなメリットと言えます。

 

デメリットはうつという障害を理解してくれる会社を探すのに時間がかかるということ。全ての会社がすんなりと理解をしてくれるわけではないでしょうから、障害があるから面接を受けさせてもらえないことだってあるでしょう。精神障害者福祉手帳を持っている人に比べれば、主治医の意見書だけでは採用されにくいといえます。

 

私の場合

私は傷病手当金を貰いながら1年半療養していました。当然のことながら気持ちは常に焦っていました。本音を言うと「もう外では働きたくない」気持ちで一杯で、ネットビジネスの道を探っていました。しかし、簡単にネットビジネスで生計が立てられるほど収入を得られるほど甘くはありません。だから1年半が経過して傷病手当金の支給が終わる時には、ハローワークで就職先をさがしました。

 

幸いなことに私は医療的な国家資格を持っているので、それほど大きなストレスにならない仕事がみつかりました。本当に手に職を持っていて良かったとしみじみ思います。私の場合うつになったのが、ある施設の管理職として結構な激務をこなしていた中、理事長のパワハラスメントに悩まされたことが原因でした。療養後一人の医療技術者に戻る事はハードルが高い面もありますが、幸い比較的ストレスが少ない仕事に就くことができたので、家計を支える立場を維持できています。

 

障害者就職・転職支援情報サイト

 

精神障害者保健福祉手帳を貰う資格はあれけれど、抵抗があるというのもうなずけます。まずはハローワークで相談することから始めることですね。精神障害者手帳を取得すればメリットは多いですし、敢えて使わず手帳を仕舞い込んでおくこともできます。

 

もし精神障害者福祉手帳を取得すれば、障害者の就職や転職を支援するサイトもあります。無料ですので登録しておくのも良いかと思います。私たちはどうにかして生きていかないといけないので、場合によっては、とりあえず障害者の雇用枠を利用するのも一つの手段です。