自己都合退職と会社都合退職を知らずにで損をしている

傷病手当金の受給をしながらやがて退職する場合もあります。退職後に傷病手当金の受給が始まる場合もありますが、いずれにしても傷病手当金の受給後に失業保険の給付が始まるわけです。

 

退職について考えておくべきことがあります。退職の形について案外知らない事があるのでお知らせします。

スポンサーリンク

自分から辞めたから自己都合退職とは限らない

自分から退職届を出して辞めたから自己都合退職だと思い込んでいる人がいますが、自分から退職届を出して辞めても会社都合になる場合があるので、ここでしっかりと学んでおきましょう。

 

会社都合の退職の場合はすぐに失業保険が給付されますし、その期間もかなり長くなるので有利です。

 

傷病手当金を受給し終わった後で働ける状態であると証明されれば失業保険の受給になるわけですから、この受給できる期間が長い方が助かるでしょう。

 

自己都合退職と会社都合退職

自己都合退職は転職などで自分から辞める決意をするなど、自分自身の都合で会社を辞めることを指します。

 

企業が定めた定年退職や懲戒免職も自己都合退職となるので間違わないでください。

 

一方、会社都合退職は、倒産、解雇、賃金の未払いなど会社側の都合で退職を余儀なくされた場合です。会社側の都合で辞めるとなると、次の就職先を決める準備期間が余りないのです。

 

自己都合の場合よりも失業保険の給付日数が長く設定されています。受給開始も早いため、総額では100万円以上の差が出ます。

 

自己都合と考えている中で会社都合となる場合がある

自分が辞めたくてやめたからと言って自己都合退職とは限らない場合ですが、会社の状況がどうしても自分から辞めざるを得ない状況だと判断できたら会社都合になる場合もあります。

自己都合退職ではなく会社都合退職になる場合

 

自己都合退職ではなく会社都合退職になる場合

賃金、労働時間、勤務地、職種などの採用条件と実際の労働条件に大きな違いがあった場合

これについては実際に違いがあったという事実に基づかないと、契約を無視した業務が施行されることになったためだからといって、施行前にやめてしまうと「自己都合」になってしまいます。

 

ハローワークも行政ですので、色々な都合を考えて情状酌量するということはありません。でも契約上の不利益をこうむっていないと自己都合になるというのは納得できないですね。

 

自己都合退職ではなく会社都合退職になる場合賃金が一定以上低下した場合

 

いずれにしても、自己都合退職なのか会社都合退職かは会社が決定することではありません。会社はなるべく自己都合にしてもらいたいわけですから、相談する相手はハローワークあるいは労働基準監督署です。

 

スポンサーリンク